出版社東洋経済新報社
価格1500円
著者新井 紀子
ISBN978-4492762394

著者略歴

国立情報学研究所教授、同社会共有知研究センター長。一般社団法人「教育のための科学研究所」代表理事・所長。東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院数学研究科単位取得(ABD)。 東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学。2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。

遠山事務所から一言

読解力が世界を支配する

AIが人間を超える、いわゆるシンギュラリティが到来することはない、と著者は断言する。なぜなら、AIはコンピューターであり、コンピューターは四則計算をする機械でしかないから。どんなに高度になっても、その本質は変わらない。 しかし、AIでもできる仕事は、この先どんどん奪われていく。 大規模な調査の結果わかったことは、日本の中高校生の多くは、教科書の文章を正確に理解できない。この結果多くの仕事がAIに代替され、そのような人間は失業するしかない。