出版社 朝日新聞出版
価格 本体1,600円(+税)
著者 山崎 元
ISBN 9784022519894

著者略歴

経済評論家。1958年、北海道に生まれる。東京大学経済学部卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券、楽天証券など12回の転職経験を持つ。連載記事やテレビ出演多数。  著書に『ほったらかし投資術』(朝日新書)、『超改訂版 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えて下さい』(文響社)『経済評論家の父から息子への手紙―お金と人生と幸せについて』(Gakken)など。 2024年1月逝去。

遠山事務所から一言

お金より大事なものにどうやって気づくか

筆者は、22年夏に食道癌発覚。本書は、癌の各局面にあっての考え方や意思決定の記録である。 情報の取捨選択、がん保険の必要性、限られた時間をいかに生きるか最後の時間でたどり着いた「人生で本当に必要なこと」とは。 癌により「持ち時間」と「体力」の制約が現実になり、さらに「持ち時間」が不連続に縮んだ時に、人間関係はどうあるべきか。誰に対して時間を使うべきなのか。 著者は、自分から頼んで時間を貰い、意見なり情報が欲しいと思う相手を、自分が選んで時間を使うという。人生を考えるうえで必読の一冊。