出版社 | 幻冬舎新書 |
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価格 | 1.020円+税 |
著者 | 野口悠紀雄 |
ISBN | 9784344987432 |
著者略歴
1940年、東京に生まれる。63年東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年エール大学経済学博士号。一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。 近著に『日本が先進国から脱落する日』(プレジデント社、岡倉天心賞)、「2040年の日本」『「超」創造法』(ともに幻冬舎新書)、 『ChatGPT「超」勉強法』(プレジデント社)、『日本の税は不公平』(PHP新書)、『プア・ジャパン』(朝日新書)ほか多数。遠山事務所から一言
未来につながる投資か、バラマキか、会社も同じ
アメリカと日本の国力の差は、縮まるどころか広がる一方だ。いまや一人当たりのGDPでは2倍以上の差が開き、専門家の報酬はアメリカが7.5倍高い。国民の能力に差はないのに、国の豊かさになると、なぜ雲泥の差が生じるのか?
その理由は、「不況時にもアメリカは官民を挙げ将来を見据えDX中心の先行投資をし、日本は公共事業中心の将来価値が低いバラマキをした結果」、
「アメリカは世界各国から優秀な人材を受け入れ、能力を発揮できる機会を与えた」からだと著者は言う。
実際大手IT企業の多くは、移民や移民2世により創設されている。2011年以降アメリカで創設された企業の3分の1は移民によるものだ。